小納言家の姫君・菫子(すみれこ)に仕える下男の草次(そうじ)は、身分違いと知りながらも、優しい彼女に密かな恋心を抱いていた。 しかしある日、菫子が権大納言に見初められたという報せが届く。 ほどなくして権大納言が屋敷に訪れ、喪失感に打ちひしがれる草次だったが、何故か草次まで呼び出しを受ける。 御簾を上げた先で目にしたのは、権大納言に抱き抱えられた裸の菫子の姿だった―。 背徳ロマネスクの鬼才★加茂な
べ郎先生が描く、許されざる恋慕と煩悩の平安恋物語。